繁殖ボランティアさんから付けてもらったエレナという名前の由来は、「エレーナのインコ」という絵本から。
心が優しく、困難を自分の力でのりこえて行く主人公エレーナのように育ってほしい、という願いが込められています。

2012年11月29日木曜日

正しくない犬の図

<人を散歩させる犬の図>

正しく犬を飼うというのは、犬にしつけをするのではなくて、人が犬の飼い方を学ぶことだと気付きました。
先日、SAで会った訓練士さんもおっしゃってましたが、「犬を訓練するんじゃなくて、人を訓練するんです」って。

飼い方を本で学んでも、実地訓練されても、一朝一夕に身につく技術ではないらしく、どんな勉強よりも難しかったりします。
 <助手席でうたた寝する犬の図>

協会の訓練士さんが犬のリードを持っていると、犬達は尻尾をふりふりツイテ歩いています。
私がにこやかにエレナに話しかけても、エレナは外界の臭いや人の動きに夢中です。無理矢理、リードに力を入れたり、厳しい口調で命令すれば言うことを聞きますが、犬が自ら喜んで従っているのではないことが分かります。
 ペットの犬を外で飼っていた頃は、お座り、お手、待て、ジャンプなど、芸が出来れば満足で、「ウチの子は良い子だわ」って思っていました。
海や山登りには連れて行っても、イマドキのドッグカフェなんてなかったし、犬は人の言うことを聞けばいいと思っていました。

候補犬を預かって、PW修行をしてみると、外飼いの時とは違うことが分かりました。
部屋の中では、犬は私の一挙一動を見逃すまいとじっと見ているし、一歳を過ぎると、私の気持ちを読み取って行動します。
ちゃんと訓練された人ならば、外に出ても、犬を自分に集中させて歩けるのでしょう。

犬たちは、訓練士さんがリードを持つと、群れのリーダーを見つけたように嬉しいのでしょうか。
尻尾ふりふり、目がハート。

犬のリーダーになる。
ユーザーになるというのは、かなり努力が必要なのだろうと想像します。

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