繁殖ボランティアさんから付けてもらったエレナという名前の由来は、「エレーナのインコ」という絵本から。
心が優しく、困難を自分の力でのりこえて行く主人公エレーナのように育ってほしい、という願いが込められています。

2016年10月12日水曜日

4歳から5歳

我が家で過ごしたとき。4歳。



そして5歳の誕生日❤️ご家族と。
いつまでも元気いっぱい、みんなを笑顔にしてね!

2014年9月7日日曜日

3歳

エレナが今のご家族と出会って、もうすぐ一年。
9月1日のエレナの3歳の誕生日にメールをしてみたところ…

大変嬉しいお返事と、たくさんの写真を送ってくださいました(*^^*)。
明るいエレナは、親戚やご近所の方、お散歩で会う方といろんな人を繋いでいるそうです。写真では、ソファで子供達にくっついていたり、息子さんとベッドで寝ていたり、幸せそうでした。



私は、盲導犬になる為に育てた子がキャリアチェンジになるなら、育った家に帰るのが一番幸せだと考えていました。私が一番わかってるんだから…と。
でも、エレナがよりたくさんの人と関わって、周りを明るくしている今を知り、そうなる運命だったのだと思いました。
そして、心の底から安心しました。

成犬になってから暮らす気遣いは、オデットを迎えて分かりました。
キャリアチェンジの子を迎えるのはメリットばかりではありません。
それでも、時間をかけて信頼関係を築いてくださったことに感謝しています。

私も、オデットに信頼されるパートナーでありたいと思います。

2013年9月14日土曜日

新しい生活

盲導犬協会からお手紙が届きました。
エレナの新しいご家族が決まったそうです。エレナと一緒に笑顔で写っている写真が同封されていました。
繁殖ボランティアさんから渡されたエレナバトンを、無事に次のボランティアさんに渡せました。エレナは最後の時を迎えるまで、そこで幸せに暮らしてゆくのだと思います。

キャリアチェンジになると聞いてからは、一日も早く犬舎から出て、新しい家族と暮らして欲しいと願っていたので、私は心からホッとしました。

私は『盲導犬候補』として、型にはめてエレナを見ていたかもしれません。
だけど、新しいご家族は、エレナをペットとして、エレナの良いところを私よりもずっとずっとたくさん見つけて下さると思います。

エレナが新しい部屋で安心してぐっっすり眠れますように。
ご家族とエレナのこれからの生活が、豊かで楽しいものでありますように。
心よりお祈りしています。

2013年9月2日月曜日

<< お別れ >>

2年近く、エレナを一緒に見守って頂いた方々へお知らせです。

エレナは9か月の訓練をした結果、初めて行く場所で緊張するので、盲導犬にはならず、一般のペットとして引き取られることが決まりました。
一般犬へのキャリアチェンジとなった犬は、九州盲導犬協会の規定で、重大な身体的理由がない限り、パピーウォーカーの元へは帰ってきません。キャリアチェンジに決まると、最後のお別れをする事ができます。会うと辛くなりそうだったので悩みましたが、いまはブラッキーが居てくれるので、勇気を出して会ってきました。


 エレナは大喜びで、私達が待つ部屋に飛び込んで来ました。人が大好きな犬ですから、誰にでも喜ぶんじゃないかな?と想像しますが、訓練士さんが言うには、私達の声が聞こえた時からソワソワしていたとか・・・。
リードを咥えて歩くエレナ

9か月前に別れたエレナは、足長スレンダーな体型でしたが、一回りも、二回りも大きくなっていて、今まで会ったことのあるどの犬よりも大きく見えました。

息子達は、あまりの大きさに怖がって、初めは近寄ることも出来ませんでした。

 体は大きくなったけど、表情はエレナそのもの。別れをしに行ったのに、9か月前と変わらずに喜んで笑っているエレナを見ていると涙が溢れてきました。
 「おかーしゃん、なんで泣いてるわんか?」って言いそうでしょ?

エレナの顔、
エレナの表情、
エレナそのものです。






甘えん坊で、寂しがりやで、食いしん坊で、いたずらっ子のエレナ。9か月も訓練したとは思えないほど、私達の前では変わっていませんでした。

もっとツンとおすまし顔で、他人行儀になってたら、お別れするのも寂しくなかったのにな。


エレナをお返しする前に、ブラッキーとの奇跡のツーショットを撮らせてもらいました。

「おとーしゃん、今度は黒のオスなんだわんね。」


エレナ、幸せになるんだよ。
いつも笑っていてね。

本音を言うと、協会から離れる時に犬舎から聞こえた吠え声が、「一緒に帰るんじゃないわんか?」って聞こえて辛かったです。でも、娘はエレナの声じゃないよって言ってくれました。
いつまでも、いつまでも忘れない。大好きだからね。


昨日はエレナの2回目のお誕生日。とても大切な日に会えたのは、最後のプレゼントかな。

エレナ、あなたはうちにいないけど、みんなでお祝いしたよ。エレナのとびきりの幸せを願って・・・。

うちに来てくれて、本当にありがとう。







お父さんが、帰り際にぽろっと「もののけ姫に出てくる山犬みたいやったね・・・」って。
あまりに的を射た表現に笑ってしまいました。

2013年6月26日水曜日

報告(6ヶ月)

協会での訓練が始まり、半年が過ぎました。エレナも1歳9ヶ月で、顔つきも3ヶ月前の訓練中のものとは違って見えます。


色白で足が長いのは相変わらずですが(*^_^*)。



担当者からお手紙です。
「エレナはマイペースですが、とても高い学習能力を持っています。最近は、給仕前に落ち着いて待機することや多頭の犬といっしょにいても私を選んで楽しくついて来ることができるように訓練を行っています。どちらかというと誘惑物に対する興味は強い方ですので、あえて気が散る環境での訓練をよく行っており、少しずつですが成長が見られています。
・・・自分で何をすればよいか考えるというところがまだまだ課題として残っています。エレナのモチベーションを高めるよう今後も焦らずに訓練を進めて行きたいと思いますので、引き続き温かく見守っていて下さい。・・・」

ブログを通して、小さい頃から見守って頂いた方には、私と同じ気持ちで報告を読んでもらえていると思います。
エレナの賢さ、性格については、私が思っているものと訓練士さんが書かれていることに差を感じないので、エレナはエレナらしく頑張っているのだろうと想像します。


訓練犬も電車などに乗る機会が与えられるようになったので、訓練の幅が広がっています。







電車では、ユーザーさんの足元で小さくなっているべきなのに、四肢や尻尾を投げ出して顔をあげて笑っているみたい。
この写真をみて、お父さんが
「楽しんどるなぁ」と苦笑していました。

エレナ、ごはんの前に大人しく待ってて褒められるのは、小さなパピーちゃんですよ。エレナはそのくらい、出来たでしょーーー!(-.-#)

2013年3月17日日曜日

報告(3ヶ月)

入学から3ヶ月が過ぎ、報告が送られてきました。

なんと、凛々しい、美しいエレナ!
って、PWバカ丸出しです(*^_^*)。

モデル候補犬だったら、合格間違いなしなんだけどな〜。
しかし、盲導犬になるのは簡単ではないようです。エレナの現在の様子は、

『エレナは元気に訓練に励んでいます。
最近では、「人の指示に従う」から「自分で何をすればよいか考える」のレベルの訓練をしています。・・・犬よりも人との関わりを教えていくことが盲導犬には必要ですが、エレナは犬と遊ぶことも大好きなので、犬よりも人と関わることが楽しいと思ってくれるようになることが今後の課題です。・・・エレナが自信を持つように訓練を進めていきます。今後も応援をよろしくお願いします。』

はい!もちろん応援し続けますよ!
落ち着いて指示に従うようになったようですが、まだ近くにいる犬の元へ走って行ったりすることがあるそうです(>_<)。エレナは、人と遊ぶのは好きでしたが、私について回るということもなく自立していて、自分の興味のある方向へ行ってしまうというのは、やっぱりね、という感想です。

訓練の過程で、エレナが【ハーネスつけたお仕事って、楽しいわん♪】って思えば、訓練士さんに釘付けになるだろうし、【わたしは自由なペットがいいわん♪】って思えば、違う道に進むのでしょう。

エレナが一番幸せになる方法を、訓練士さんが見極めてくれると信じています。
我が家の元気娘をよろしくお願いします。
兄弟犬、同期入学の訓練犬たちと。
みな、1歳のラブなのに(!)落ち着いていて、カメラ目線。
吠えたり、ウェイトができない、なんて犬がいないのは、さすがだなぁと感心します。
みーんな優秀で、みーんな可愛い候補犬たち!ずっと応援してるよー!

2013年1月21日月曜日

カレンダー2013 September

ジュリのブログにカレンダーのことを書いたので、こちらにも。
これは、関西盲導犬協会のカレンダーに投稿?したエレナの写真です。

エレナのパパは関西盲導犬協会の犬で、このカレンダーにパパ、ママ、兄弟犬たちが載っていたので、エレナも載せて(カレンダー代を含んで有料)もらいました。

大きい方がエレナで、丸顔のかわいい子がノア君です。