繁殖ボランティアさんから付けてもらったエレナという名前の由来は、「エレーナのインコ」という絵本から。
心が優しく、困難を自分の力でのりこえて行く主人公エレーナのように育ってほしい、という願いが込められています。

2012年9月14日金曜日

愛すべき性格

私がちょっと車を停めて、八百屋さんで白菜買って、
「エレナの声聞こえないな。さすがの1歳はお利口に待てるんだな(^o^)」
と思って帰ってきたら、
座席の後ろポケットに入ってたティッシュが、こんなになってる!!
ね〜、エレナさん!
聞いてますか!?

「え〜?だってぇ、留守番嫌いだしぃ」

今日、おかーさんが庭にちょっとだけ出たときにエレナに待っててねって言ったら、速攻でお掃除クロスをびりびりにしたよね!
「忘れたわんよ。そんな前のことは。」

とにかく、エレナは気位が高いと言おうか、お姫様と言おうか、 目の前でドアを閉められると、もうどうにも止まらなくなるようです。
しかも、戻って来たときに一番最初に見る場所に、残骸を置いておく。まるで、
「私を置いていくと、こうなるわんよ。」と言ってるみたい。キャー、コワイ!
でもね、
そんなエレナでも可愛いんです(*^_^*)。
言葉は通じないけど、あの手この手で私に訴えてくるし、「そうだよね!」って通じ合った時の一体感も嬉しい。

ジュリは手がかからなくて、優しくて、誰からも愛されるだろうと思えましたが、エレナのこのねじくれた、愛すべき性格を大好きになってくれる人の所へ嫁いで行って欲しいなぁ、と母は願うのであります。
犬にも色々ありますよね。

ラブを飼っていたお友達の家に、ある日ラブがもう1匹増えていました。
普段行かないペットショップに行ったら、ラブの子犬が数匹いて、その中に頭のてっぺんが少し尖っている子がいたそうです。
腫瘍かもしれないし、売り物にならないと聞き、行く末が心配になって、その場でもらってきちゃったそうです。命拾いしたその子は性格もよく、先住犬とも仲良く暮らしています。めでたしめでたし。

あるドッグカフェでの話し。
近所で捨てられていた3ヶ月ほどのラブの子犬がお客さんから持ち込まれ、体中が皮膚病に冒されていたところから、ブリーダーに捨てられたのではないか・・・と。
いまでは、きれいに治療されて、カフェに来るお客さんに笑顔を振りまいて幸せに暮らしています。めでたしめでたし。

別のカフェでの話し。
捨て犬の保護活動もしていて、犬好きというのはわかっているので、ある日、老犬が家の前に繋がれていたそうです。
体中に腫瘍が出来ていて、施しようもなかったそう。それでも世話をしていたら、元の飼い主が「それ、うちの犬」と名乗り出たそうです。その土地では、犬が死ぬまで面倒を見る意識も低く、面倒見切れなくなったら、トンネルの向こうに捨ててくるのだそうです。『犬はトンネルには入らんから』だそう。
今回の場合は、人の家の前に繋いでありましたが、もちろん、捨て犬も多いそうです。この子は、カフェのご主人に手当てされながら見送られたそうです。

愛玩犬、番犬、盲導犬、警察犬・・・どんな犬でも、どんな動物でも寿命が尽きるまで責任を持ちたいものです。

4 件のコメント:

  1. エレナちゃんのその性格、可愛いですね-(人'▽`)
    まるで人間の子供のようですね!
    エレナちゃんもジュリちゃんもそれぞれの可愛さがありますね(♡˙︶˙♡)
    ラブラドールってみんな同じような顔だけど、性格はそれぞれで...(´ω`)
    これからステイボランティアとして色んな性格の子を預かるのが楽しみです!

    最期まで責任をもって...
    まさにその通りですね!
    動物を飼うということがどんなことか知った上で飼ってほしいものです。
    その犬種はどんな病気にかかりやすくて、どれくらいの治療費がかかるのか。動けなくなった時の介護等も含め考えなければならないことはたくさんありますよね。
    オクシーを飼った今も日々勉強です!
    動物の命も人間と同じくらい大切にされるようになるといいですね(*^^*)

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    1. 訓練士さんから「エレナは賢いです」と言われていますが、そんなやりとりをしていて、なるほど賢いとはこういうことか・・・と感心するやら、呆れるやらです。
      のんびり屋さんの癒しタイプ、ワンパクで笑わせてくれるタイプ、いろいろですが、ペットだと飼ってみないと分からないですよね。
      私はテリア系の顔が好きで、飼ってみたいと子どもの頃から思っていますが、活発で運動量が必要なテリアは私の手に負えないだろうと諦めています。寝るのが好きなテリア、いないかなぁ(*^_^*)?
      その点、室内では寝てばかりで、アウトドアも楽しめるラブはいいですね!

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  2. PWの魅力は、たくさんの犬と関われる事でしょうね。
    約1年間と言えども、続けられれば、自分の家族として関われる子がたくさん出来ます。
    別れがつらいのはそうですが、個性溢れるかわいいラブ達と過ごせることは
    魅力と言っていいのではないかな、と思います。
    私の短いか長いかわからない一生の中で、こんなに犬たちと関わる事が出来たのは
    このボランティアのおかげです。
    ステイボランティアもいいですね!

    私も、それぞれの子が、その子にあったパートナーとめぐりあって欲しいと
    願っています。

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    1. 自分が預かった犬だけでなく、講習会で一緒になる犬たち、協会で会う犬たち、そして、PW仲間の方が預かった犬たち・・・たくさんの犬に会えるのは、このボランティアの魅力ですね。
      しかも、みんな可愛くて、みんなお利口さんなのでメロメロになってしまいます(*^_^*)。

      どんな良い子も、やはり相性はあるでしょうから、それを見極めるのは訓練士さんなんですよね。「その子に合ったパートナー」、本当にそうだと思います。

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