繁殖ボランティアさんから付けてもらったエレナという名前の由来は、「エレーナのインコ」という絵本から。
心が優しく、困難を自分の力でのりこえて行く主人公エレーナのように育ってほしい、という願いが込められています。

2012年2月1日水曜日

しつけ

音読の宿題を聞く犬。

候補犬はソファに乗ってはいけません。
だけど、こんな姿が見られるのが嬉しいのです。
今日、マンション建設現場で目を引くスローガンがありました。「5S運動 整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」。私の目は「しつけ」に釘付け。工事現場で、なぜ躾け?
パソコンで調べると、ウィキペディアにも載っているほど製造関係では当たり前の標語らしく、しつけを「習慣」に置き換えることもあるそうです。

子供や犬を育てていく上で、良くないことが習慣化されると直すのが難しいのはよく分かります。私自身、食後の甘い物をやめなきゃ!と思っていても、『食べたい』という悪魔のささやきに毎晩従ってしまいます。

訓練士さんから、悪習慣を作らないためにも、叱る状況を作らないこと、と言われています。例えば、散歩から帰って暴徒化するなら帰宅するなりケージに入れる、ということですね。
おかげで、エレナはケージで過ごす時間が増えました。

家事をしている時、食事をしている時、パソコンをしている時、とにかくエレナの相手が出来ない時間はケージに入れることになります。そうでないと、エレナがテーブルやキッチンなど、高い所に伸び上がって物色するからです。
ジュリは靴下などを丸呑みにしてしまったことが1度ならずありましたが、エレナは飲み込んだり、食べるのが目的ではないようで、大事そうなものを持ってきて「いいもの、みつけちゃったわ〜♪」とばかりに見せびらかして逃げます。追いかけると、喜んで逃げ回るので、最近は「あっそう。別に大事じゃないし」的な顔をして知らんぷりして、一瞬気が緩んだスキに取り上げる、という術を使ってます。これも、いつまで通用するか・・・。

とにかく、こういった事を繰り返すのは、エレナにとっては楽しい遊び、人にとっては困る習慣がついてしまうんですよね。

だけど、叱ることを避けるだけで、犬は善悪を覚えるのでしょうか?
今朝は、ガス台に前足をかけ、揚げ油が入った鍋(冷めていましたが)を臭おうと鼻を伸ばしていたところで、思わず「ノー!」と叫んで、布巾をエレナに投げつけました。絶対にしてはいけないこと、危険なことは、子供にも犬にも怖い思いをさせても分からせて良いと思っているからです。

犬を叱っちゃいけない、というのは私にとってかなりのストレスらしく、時々ぷち鬱になります。
よい習慣をつけるって難しい。



だから、
犬はソファに乗ってはいけないんだってば。
そんな可愛い顔して見せてもね。

あ〜、今日は字ばっかり(>_<)。

2 件のコメント:

  1. 言われてる事がよ〜くわかります!
    叱らない環境を作るのは、とても難しいです。
    そのためにかえって犬に合わせた生活をしなければならなくなったり、
    良くない対応をした子ども達を叱ったり・・
    ケージに入ってる姿を見るのも、実はストレス・・(^_^;)
    (もちろん、必要な時は断固とした態度をとるけれど)
    落ち込む気持ちは私も一緒です!

    本当に命に関わるような危ないものは、叱ってでも
    教えないといけないと私も思います。
    私も同じように怒ったと思います。
    私がアイロンをかけていた時にヴィントが近寄ってきた時も
    わざと熱いアイロンを向けて、熱いんだよ、危ないんだよって
    分からせました。

    それにしても工事現場のスローガン
    最後がしつけ?!
    何だか・・・奥が深い
    このスローガンを子ども部屋に貼りたいです(^^ゞ

    返信削除
  2. まりさん
    ありがとうございます〜(T_T)。やっぱり、ヴィント兄の後を追ってるエレニャーですね。
    今しがた、今月のレポートに「人が犬に合わせないといけない」って書いたばっかり・・・。それに、そう!!ケージに入ってる姿を見るのが、確かにストレスなんですよね!出来ることなら、在宅中はケージに入れたくないんです。
    犬を叱らないように、犬が興奮しないように、顔色をうかがいながら生活してるかも。
    一緒にいればエレナはご機嫌なので、私も外出を控えるようになりました。

    工事現場で躾けされるのかと思いました。挨拶とか礼儀とか・・・(^^;)。

    返信削除